「…るうコーヒーお願いします。」
「ああ。」
またもや合間の休憩タイム。
「本陣は丘にって言わなくてよかったの?」
「うん。ヨーク将軍とノイン将軍には言わないかな。あの丘は私の秘策だからね。」
「秘策?」
「そう。詳しくはアキトと話す時に説明するねー。」
るうがコーヒーをくれたので。
私は一息つく。
私は次のノイン将軍が、実は一番厄介な子だと思っている。
突拍子もないことを平気で言って退けるから、実は今日一番面倒に感じています。
クロード将軍とヨーク将軍は大人だからね。
すごく理解があって、有り難い限りなんだけど。ノイン将軍はまだ経験が浅いこともあり、私も気に掛けないわけにはいかない。
「リン、大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫。行こっか。」
るうが心配してくれているが、なるようになるだろうと考えてる私。
ぼちぼちノイン将軍の元へ行こうと伝え、再び部屋を出ました。

