今日は各将軍たちと、最後の作戦の擦り合わせを決行します。



まず初めに。



安定安心のクロード将軍。





「…私の思い描く通り伝えますが、思うところがありましたら遠慮なく仰ってください。」




まず初めに、進軍に関して。


クロード隊は最後尾で行軍してもらう。



戦場である城に到着次第、北門に配置する。南にヨーク将軍とノイン将軍を置く。


クロード将軍に号令いただき、開戦の合図とする。



開戦後は、定石通りの城攻め。



その間にアキト将軍率いる本陣で、敵地である例の丘を奪取。そこに本陣を据え置く。



私はアキト軍から騎馬二百ほど拝借し、各将軍、本陣と上手く情報共有しつつ、手薄な箇所を守りに行く。


城門が開き次第、中をすぐに制圧する。




「ここまでが、通常攻略の策です。ただ、もし仮に敵が平地線に持ち込んで来た場合は、私が特攻を担います。」


「二百で…ですか?」


「はい。とは言っても、通常通り号令を掛けてそのまま突撃の流れで問題ありません。ちゃんとした時間差攻撃なんてこれから練習したところで付け焼き刃ですし。

自ずと私が飛び出る形になるでしょうが、見て見ぬ振りで構いません。

煩わしい兵力をまずは削ぎ落としたい。その方が後々楽でしょうから。そして私を神だと信じ込む兵の数が多ければ多いほど、後ろの士気が上がります。」





あとは、前回の打合せ通り。私に何かあった場合は全軍を委託する旨を再度念押した。


以上で、クロード将軍の了承も得られ、無事に打合せは終了。