そう。
出来れば私も、るうと行動した方が動きやすいからそうしたい。
でも本当にこればっかりは状況次第。
「どうせ勝ち筋は見えてんだろ?」
「…五割、六割はね。」
「…え、少な。」
そんなこと言うなよ!?
これでもいい方なんだよ!?
「ここが限界かなと判断しました。なのでこのまま突き進みます。」
「待て待て進むな。そんな勝率で戦出たことあったか?」
「ありません。」
「……。」
どうやら余裕綽々だと思っていたるうは、今は不安そうに私を見ている。
「最初に言ってたでしょ。始まる前から詰んでるって。それをここまで持ってきたんだから私からしたら上出来なんだけど?」
「…けど。」
「もう止められない。時間も巻き戻らない。ここでもし私が負けた時は、それまでってことだよ。」
あくまでも、負けるつもりはないんですけどね。
何度も言うけど、アレンデールでの戦なら万が一もなく絶対負けないのよ!?
だけどそうじゃないから。
読めないところは読めない。分からないことも分からないまま。

