「シロー!」
私は馬小屋ですぐにシロに駆け寄る。
相変わらず真っ黒の綺麗な毛並みを見て、私は心から喜びが溢れる。
全身真っ黒なこの馬に、シロと名付けたのは私。
本当はそのままクロにしたかったんだけど、みんなに適当すぎるとヤジを飛ばされたので、思い切って逆にしてみました!
「今回の戦もよろしくねー。」
意外とこの国でも穏やかそうに凛としているシロに、私は頼もしさを感じています。
「るう、よく乗せてもらえたね。」
「リンのとこ行くぞって言ったら珍しくすんなり乗せてくれた。」
「そうなのー。いい子だねー。」
私はシロをよしよしと撫でる。
心なしか嬉しそうに見えるシロ。
シロはあまり人懐っこい馬ではなくて。寧ろどちらかというと警戒心が強い馬だ。
「頑張ろうね、シロ。」
シロに頭をこつんと寄せると、シロも私の気持ちに共鳴してくれたような、そんな気がした。

