(一)この世界ごと愛したい




部屋に戻ると、るうはまだ眠っていて。


まずほっと一息。





「…さて。」



戦を、進めなければ。




各所へ日程を伝え、徴兵令を再度発布してもらわなきゃな。


私は陛下への伝達文も作成。



後はそれぞれの将軍全員と最終的な作戦の擦り合わせをしたい。


次にるうが起きたら、それを伝えて少しだけ時間をもらえるか確認のため少し部屋を出よう。




あとは、るうに。


今回の作戦を伝えねば。




けど、いい顔はしないだろうな。


病み上がりの身体を酷使させることになるし。何より私とるうの動きはかなり状況判断になる。






「…ふう。」




この規模の戦は久々だし。


ましてや敵国の将としての出陣。




…私にとっても未知中の未知。






正直、城攻めだけならば絶対に負けない。


勝率十割。



ただ、こちらの陣営にエリクの手の者がいること、さらにエリク自身がこちらの本陣にいる大将のレンを狙うことを考えると勝率は下がる。



はっきり言って、勝率六割が限界。







今の私の課題はアキト軍、軍師のトキ。


彼をどう使うか。



物凄く悩むところだったりする。