「…今回で言うなら、もう避けるのは面倒なのね。エリクは私が嫌がることが好きだから。私が逃げれば逃げるほど追いかけてくる。」
とりあえず説明をしてみる。
こういったことから、私は避けもせずただ受け入れる方が時短だし手っ取り早いと思ってるんですけど。
「じゃあ、今も面倒だから君は大人しくしてるってこと?」
今こうしてレンが私を抱きしめている状況も、面倒だから躱さないのかと聞くレン。
そう言われると。
確かに面倒だから…ではないけど。
「そんなこと、考えたこともなかったけど。何?私は手当たり次第避けまくったらいいってこと?」
もうこの問答の方が私には面倒です。
「君は何でも受け入れすぎだよ。」
「…気を付けますー。」
レンもこれ以上言ったところで、意味がないことを理解したんだろう。
私をそっと離してくれた。
「君はずるいね。」
「…もう分かりません。レンの考えって、本当難しいよね。」
だって、私は別にずるしてないもん。
「俺は君が大事すぎるだけなんだけど。」

