(一)この世界ごと愛したい





レンの怒りのポイントが謎だ。



そんなこと言い出したらるうはどうなる!?


ハグ大好き人間だよ!?





「それに無防備で一人でいる点もどうかと思う。」




おいおいおい。


めちゃくちゃ言ってくれるな!?





「私だっていつでも帯剣してるわけじゃないから!今だってたまたまるうが寝てる間少し出てきただけだから!すぐに戻るつもりだったから!」


「それで、この結果ってことね。」




なんか棘あるね!?






「…もういい。とりあえずるうが起きるとまた怒られるから私は戻ります。」



どうやら今回は、レンはどうしても私を悪者にしたいようなので。これ以上のやりとりは無用だと判断した私は屋上から出ようとする。





「ちょっと待って。」


「……。」




私の腕を引いて、引き止めるレン。




「……。」







その腕を引き寄せて、レンは私を腕の中に収めた。





…いや、お前もやるんかい。


と心の中でツッコミを入れます。






「…レン。」


「俺は、本当にどうかしてる。」




そうだねー?


疲れてるのかなー?



もう言ってることとやってること全然違うもんねー?















「君をこうして、抱きしめられるのは俺だけがいい。」



「っ!」



「だから、出来るだけ気を付けてほしいって言ったら…君はどうする?」





ど…どうって、言われても。



気を付けるも何も、私にどうしろと?