(一)この世界ごと愛したい




大体の作業を終えて、私はそう言えばるうがご飯を準備してくれていたキッチンに目を向ける。


せっかく準備してくれたのに、色々あって手を付けていなかったので、私はそれをペロリと平らげる。そして既に冷たくなったコーヒーまで飲み干しました。




「…るうありがと。」



風邪でしんどいのに、私のことにばっかり手を焼かせてしまって申し訳ない。


るう不在の後は、嫌でも気付かされる。




私にはるうが必要。


るうがいないと、自分自身も含め私の生活に関心がある人はここにはいない。







…だから全然、離れられる気がしない。






「さて。」



私は再び気合いを入れて。




ここにいるって言った手前、るうには悪いけど。





もう時間は待ってはくれないので、最後の天気予報のため屋上へ足を運んだ。