「…あ。」
「っ!」
るうがそっと私の耳に触れた。
自分が全くの無防備だったのと、急すぎたので思わず身体が跳ねる。
「やっぱ似合うな。」
「ちょっ…。」
誕生日プレゼントにるうがくれたピアスは、私の耳にキラリと輝いている。
そのピアスを、触られてるだけなんだけど。
「…どうすっかな。」
「ね、もう…。」
触るのやめてって言いたいのに。
わざとらしく執拗に手を退けることもしないるう。
「……。(熱のせいにするか。)」
「るう、やめて…っ!」
やめてと伝えたにも関わらず、私を一層引き寄せて。
抱きしめる腕の力も強くなる。
「なあ、リン。」
「なに…?」
「…ヤバいかも。」
ヤバい?
なにがですか?
「やっぱ熱が…んっ…!?」
突然奪われた唇に、驚いたせいで。
私は息を吸うのを忘れた。
「まっ…!!」
待ってと、言葉を紡げない。
るうの唇は離れるどころか、角度を変えて何度も何度も重なる。
…息が吸えない!!!

