「ルイが寝込んで、姫が取り乱して手が付けられなかったって話だよ。」
おい!?
レンさん!?
めちゃくちゃ端折って簡潔にまとめて全部言ってくれたな!?
「薬は置いていくから。姫のためにもゆっくり休んでね。」
「……。」
「じゃあ、俺は今日は研究があるから。」
「…はい。」
レンを睨んだが、レンは気にも止めず颯爽と部屋から出て行ってしまった。
「……。」
「……。」
どうしてくれるんだ。この空気。
「…じゃあ、私もちょっと兵舎に。」
しれっと部屋を出ようとしたけど、案の定私を引き止めるるう。
「今日はここにいるって言ったよな?」
「…はい。います。」
「…で?」
で?とは?
るうは私の腕を掴んだまま離さない。
「取り乱したって?具体的に?」
「…いや、別に…もう大丈夫です。」
済んだことはいいじゃん!?
それよりも、るうをさっさと寝かせてしまおうと考えた私はるうをベッドへ引っ張る。
「さあ、寝てください。私は少し戦で伝達する書類を作ります。」
「……。」
「るうっ!?」
るうは横になるのかと思いきや、私も道連れにしてベッドに転がり込んだ。

