(一)この世界ごと愛したい





「さっさと着替えて来い!!!」



シャワー終わり恒例のバスローブ姿だった私を、るうが脱衣所に押し込んだ。




るう、もうずっと怒ってるな。


熱ぶり返したりしないかな。




心配しつつも、私は言われた通り着替えて再び部屋へ戻る。





「だから、もう何ともねえって!」


「薬に頼った一過性のものだから。今日はまだ大人しく寝てた方がいい。」



動き回るるうを、レンが医者として止めているが聞く耳を持たず。




「私も寝てた方がいいと思うー。」


「ああ?」


「戦前なんだし。体調万全じゃないと置いてくよー。」


「もう万全だ。」



るうは私の声にも耳を貸さず。




「ルイがまた倒れると、姫が悲しむよ?」


「はあ?」



レン、余計なこと言うな!?




「なんでリンが悲しむんだよ。」


「だって昨日あんなに…」


「レンっ!!!」



レンの言葉を遮って喋るのを阻止した。