「……。」
「どうしたの?」
「なんかちょっと…あ、なんでもない。」
なんかちょっと胸が痛くてって、言いかけて止めた。
レンの患者をこれ以上増やしちゃダメだ。
「じゃあルイはもう大丈夫だから。俺は部屋に戻るよ。」
「ありがとう。」
「何かあったらすぐ呼んでね。」
「うん。」
本当に助かった。
レンが医術師でよかったと心から思う。
こうして、レンがいなくなった部屋で。
私はるうの横にごろんと横になる。るうはまだ下がり切らない熱のせいで触れると熱い。
だけど、かなり楽になったようで。
スヤスヤと寝ているるうを見て、私は安心感で満たされてそのまま隣で眠ってしまった。

