私もいつまでもこうしてはいられないので、部屋のドアを開けて中に戻る。
「おかえり。」
「ただいま。るうは?」
「薬飲んでまた寝ちゃったよ。」
「そっか。」
レンにはもう頭が上がりません。
そっと、るうを見ると。
本当に静かにまた眠っているようで。
けど、もうちゃんと寝てるだけだって分かったので取り乱しません。
「ちゃんと元気になってね。」
眠るるうの頭に手を置いて、呟く私。
「ルイはやっぱりすごいね。」
「え?」
「君の色んな感情を引き出せるから。」
「…うん?」
取り乱してたのは認めます。
心配もしたし、不安にもなった。
そして今、目の前でスヤスヤ寝ているるうを見て安心しているのも事実。
「それってるうがすごいの?」
「他の人でも、君は同じようになった?」
んー…。
そう言われると、また難問。
私としては、やっぱりハルの時の記憶が大きすぎてそれが恐怖に繋がるのなら…。
「じゃあすごいのは、たぶんハルかな。」

