そのまま私はレンを部屋に引っ張り連れて来た。
ベッドの上でグッタリしているるうを見て、レンは察してくれたようで。
「うん、大丈夫だから。姫は落ち着いて。」
「…るう。」
「熱があるみたいだから、解熱剤取って来るね。」
「…治る?」
レンは私を安心させるように、優しく笑って頭をぽんぽんと撫でる。
「すぐに元気になるよ。」
「そ…か。」
よかった。
よかったよー…。
怖かったよー…。
レンが薬を取りに行ってくれてる間、私はるうの側に座って様子を見る。
大丈夫、るうはちゃんと起きてくれる。
「るう。」
私はるうの手を、そっと握る。
そして、どうか早く目覚めてほしいと身勝手な祈りを馳せた。

