「風邪ひいたらどうすんだよ!?」
「るうの方が風邪ひきそうなくらい濡れてるけど。」
「俺はいいんだよ!」
「なにそれー。」
なんて理不尽な物言いだ。
そう思ったけど、本当に冗談にならないくらい濡れたるうの顔をそっと拭ってあげる。
「…はぁ。」
「ん?るう?」
ちょっと顔赤くないかと顔を覗き込もうと思ったら、ずぶ濡れのるうに抱きしめられた。
つ、冷たい!!!
「るうっ!?」
「ちょっとだけ…。」
「だめだめ!本当に風邪ひいちゃうよ!」
私はとりあえずるうを押し退ける。
「じゃあ馬置いて着替えて行くから、お前も着替えとけよ?」
「うん。」
そう言って、るうは馬小屋と思われる方へ歩いて行った。

