どれくらい待ったんだろう。
それすらも分からなくなってきた時、ようやく馬の足音が私の耳に届いた。
寒くて傘を持つ手も悴むが、しっかりと傘を握りしめて門へ目を向ける。
まだ私に気付いていない様子のるうが、門番と少し会話してからその門を潜った。
案の定、るうはずぶ濡れで私同様に寒そうに見える。
「っ!?」
そして、近くにいた私にようやく気付いた。
「ずぶ濡れだねー。」
と言ってるうの頭の上を持ってる傘で覆ってあげるけど、こんなに濡れてたんじゃもう意味ないかな?
「ちょっと来い!!!」
「え?」
るうは私の腕を引っ張り、門から離れる。
「こんな雨の中待つ奴があるか!?」
門番も見えなくなり、少し屋根のある王宮の一角で早速お説教を聞かされています。

