「新婚の二人は邪魔しちゃいけねえなあ?」
「そうだね。見てるだけでムカつくから俺らは行こうか。」
そう言って部屋を出ようとするアキトの腕を、私は必死に掴む。
「い、行かないでっ!」
お願いだからレンと二人にしないで!!!
「っ!?」
「そうやってアキトを弄ぶのやめてね。こう見えてアキトは純情なんだから。」
「誰が純情だ!?」
そして誰がいつ弄んだの!?
トキはいい。性格悪いのがよく分かったからきっと助けてくれない。
アキトだけが頼みの綱だ!!!
「残念だけどアキトはこれからお仕事だから無理だよー。じゃあねー。」
「えっ!?」
それだけ言って、トキがアキトを連れ去って行った。
アキトがトキの話になった時、あんなに怯えてた意味が今日理解できた気がする。
人が嫌がることが大好きなタイプだ。
「……。」
「……。」
はい。二人になりましたよ。
新婚さんの二人っきりですよー。

