私はこの場から離れたい意識が強く働く。
そこで、チラッとトキを見ると運良く目が合った。
「…何。」
「私と作戦会議してください。」
「は?今?」
「今。出来れば場所を移して。」
私は察してくれと、願いを込めてトキを見る。
「…嫌だ。」
「この性悪。」
「へえ?そんなこと言っちゃうの?」
トキが立ち上がって私に近寄る。
「…離宮でしたこと、俺ともしてみる?」
トキが私にしか聞こえないくらいの小さな声で、そんな恐ろしいことを耳元で囁いた。
「〜〜っ!?」
「どうする?」
「しっ、しません!!!」
私は昨日の火が再燃したかのように、顔が焼けるように熱い。
「トキ。」
「面白くて揶揄っただけだよ。」
「姫を虐めないで。」
レンがトキを止めてくれた。
元はと言えばレンが悪いんじゃないかと思ってしまう私は間違ってますか!?

