(一)この世界ごと愛したい





「だからもういい?戦、協力してくれる?」


「…既にアキトが骨抜きにされてるから、やるしかないかなとは思ってたし。そこに恩賞付いてきたからラッキーかな。」


「よかった、ありがとうっ!」



私はトキの手を握ってぶんぶんと振る。


トキはすごく迷惑そうな翳ったような顔をしていたけど、結果よかった!今から代案考えるなんて時間もなかったし!助かった!!!





「そういやお前、昨日はレンとどうだった?」



アキトが何やら、ニヤニヤと気持ちの悪い笑顔で問い掛けてきた。



「昨日?」


「新婚行事、愛の離宮だろ?」


「〜っ!?」



普通そんなこと聞く!?






「べ、別に…なにも…。」


「顔が赤いですよー、リンちゃん。」


「アキトうるさい!!!」



もう、この話題やめてほしい。








「本当に、アキトうるさいよ。」


「お、もう一人の主役の登場だなあ?」




今来なくていいんだよレン!?


もう火に油を注ぐのと一緒じゃん!?