そう言った私を、アキトとトキが驚いて見る。
「誰もって…。」
「強いていうなら一番はハルだけど。ハルはお兄ちゃんだからダメだし。」
「お兄ちゃんて…。」
恋愛感情を抱かないことって、そんなに変なのかな。
でも嘘偽りなく、本当の話。
「あーレンが憐れだ。死ぬなよー。」
「いやもっと不憫なのは副将さんじゃない?もう長年連れ添ってる人でしょ?」
「俺はレンの味方だ!!!」
「てか何気にアキトもどんまい。」
そんなに人の惚れた晴れたが気になるものか。
「誰かと恋愛すると私は戦には行っちゃいけない決まりなの。私はまだ戦に出たいと思ってるから、だから誰とも恋愛はしません。」
「え、なにそのぶっ飛んだ決まり事。」
「家族会議で決まったの。」
アレンデールの家族会議を舐めちゃいけない。
破ると恐ろしいことになる。
私は法よりも強く、遵守せねばならないものだと認識しています。

