この完璧たる私の演技を、臭い芝居!?
なんなのこの人!?
「リ、リン落ち着け!?」
「…落ち着いてますけど?」
「怖えって!目が怖え!」
アキトお抱えの軍師、どんな人だろうって楽しみにしてたんだけどなー。
そっかそっか、こういうタイプね。
「…めんどくさ。」
「は?」
「あーごめんなさい?つい本音が?」
「へえ、いい度胸だね。」
それはもうバッチバチの私とトキ。
そんな私達を不安そうに見るアキト。
「そんなに自信ないなら、アキト軍も纏めて私が指揮取るし休んでてもらっていいけど?」
「自信ないなんて言ってないし、姫だからって偉そうにデカい顔しないでくれない?」
「仕方ないよー。この戦に名乗りを上げたのアキトだもん。あれ?もしかしてこんな時に隊長の顔も立てられない器小さい系の人?」
「アキトの馬鹿に関しては安受けしたのが確かに悪いけど、俺の器に関してどうこういう前にそっちこそ回り見えてなさすぎなんじゃない?」
苛烈にヒートアップする両者。
相入れない私とトキ。
けどこれで、このままアキト軍離脱ってパターンが最も最悪だ。
よりによってアキト軍の替えはきかない。

