「…ま、それだけじゃないけどね。」
トキはどこか私を睨んでいるような?
怒っているような?
「戦のことはすみません。レン様とアキト将軍の友好関係あってこそと思い判断しました。」
「あーうちの馬鹿は何でもハイハイって姫様の言いなりになってたらしいね。」
うん!?!?
私はアキトをチラッと見ると、確かに目が合ったのに逸らされた。
「それで?うちの大将誑かして言いくるめた戦が本陣守備って何?」
思ってもないところからの横槍です。
「…誑かしたつもりはないんですが。」
「じゃあこの馬鹿が勝手に燃え上がってるだけってことね。」
知らんよ!!!
出会って早々、滅茶苦茶嫌われてないか!?アキトのせいなのか!?
「…別に燃え上がってねえ。」
「こんな馬鹿げた策を文句もなしに引き受けといて?これがのぼせあがりじゃなくて何なの?」
「俺はレンの守備を…」
「それってわざわざうちがやることじゃないから。」
なるほど。
エリクのこと抜きに話したわけね。
言いにくいのは分かるけど、そこを話さねばこのトキを納得させられそうにはないな。
「作戦に変更はありません。詳しい全体の作戦も追ってご説明いたします。」
「…てかその臭い芝居止めてくれない?」
はあ???

