ある程度の地盤だけでも、私がいる間に整えておきたいところだ。
「よし、重役会議をしよう。」
みんなにとっても時間は貴重だが、ここで一度私の考えを共有しておきたい。
そして私でなくても対処可能なことからは潔く手を離そう。
私はすぐに各所への伝達を頼み、明日の夜にその会議を開くことが決定した。
意外にも、みんな快く了承してくれて頭が上がらない。
私の決意を、みんなにも話しておこう。
一人じゃないと思うだけでも、私には大きな力になる。
「姫様、出国の日が決まりました。」
使者と話し終えた外交官が、執務室へ報告に来てくれた。

