自分では気付かなかったが、私はここ最近まともな物を食べてなかったそうなので。それはそれは沢山食べました。
ちゃんと食べなきゃるうとママに怒られる。
「姫は食べる姿も愛らしい。」
「…ありがとうございます。」
そう言われると無性に箸を置きたくなりますよ、エリクさん。
「姫様、今度私ともお話しませんか?」
「あ、はい。もちろんです。」
スーザンの妻。名前は忘れた。
私と何を話したいのか分からんけれど。誘ってくれてありがとうと、今は思っておこう。
「あんまり我が儘言うな。姫は戦前でお忙しいんだ。」
「スーザン様。けど私も姫様と仲良くなりたいと思って…。」
「せめて戦後にしろ。」
スーザン、珍しくナイスだ。
確かに戦前はきっとそれどころではない。
「何しろ総大将がレンだからな。姫の苦労を考えると心が痛むよ。」
ナイス撤回!!!
スーザンよ。そもそもレンが戦に駆り出されるのはお前の阿呆な兄貴のせいだぞ!?
「私は大丈夫ですよ。」
「姫が優しくてよかったな、レン。」
スーザンが喧嘩を吹っ掛けるようにレンに問う。
「…確かに姫は優しすぎて、俺も心配してます。」
「まあっ!レン様ったら、姫様をとてもお慕いしてるんですね!」
レンの答えに、すかさず反応するスーザン妻。
「そうですね。」
…レンさん。
私も含め、皆さん反応に困ってますけど!?

