「先生、お待たせしました。」
レンと話し終えたママが戻ってきた。
「…リン。」
最後にママは、また私を抱きしめる。
「くれぐれも元気で。戦も大変だけど、怪我はしないで。さっきも言ったけど食事もしっかり食べなさい。」
「うん、わかってる。」
「誰よりもあなたを想ってる。何かあったらまた飛んでくるから。」
「私は大丈夫だよ、ママ。」
飛んでこなくても大丈夫。
次は私がアレンデールに帰るから。
私は改めてそう自分に誓いを立て、去り行く大切な人たちを見送った。
「…レン、なんの話してたの?」
「…秘密。」
ママとなにを話したのと聞いたけど、レンは教えてくれなかった。
「あ、そろそろ戻らないと。」
「はぁー。次の集会で最後だもんね。ラストスパート頑張ろー!」
「うん。」
本日最後の行事を終えるべく王宮へ戻る。
ママ、アル。
会いにきてくれて本当にありがとう。
かなりのパワーをもらえた気がしてます!
今ならなんだって余裕で乗り越えられそうです!!!

