「実はルイから聞いてた。」
「え?」
「姫の家族を迎えに行って来るって。」
「……。」
そうだったんだ。
私はなんにも聞かされてませんが。
「挨拶するリストにも名前あったよ?」
「…あ。」
み、見るの忘れてた!!!
というか見る気もなかったです。はい。
「君の誕生日を祝いたいのは、誰よりもアレンデール王妃だからって。」
そうだとしても解せない。
それだけのために、わざわざママが苦しむ場所へ連れてきて。
「あとはたぶん君のお兄さんのためかな?」
「…ハル?」
「アレンデールからお兄さんの主治医を連れて来るってルイに聞いてる。だから俺はこの後少し話を聞いて来る。君もその間に家族と話しておいで?」
…るうと、ハル。
二人は私よりも付き合いが長くて。
誰よりも仲良くて。
本当の心の奥底では、ハルを一番治したいと思ってるのは私じゃないって。
知ってたよ。
ハルがこんなことになって。
一番辛いのは、るうだって。

