「この世のものではないみたいっ…!」
「神々しいお姿!!!」
「大変お美しゅうございます!姫様!」
起こされるのとほぼ同時に、私の身支度は勝手に始められた。
花嫁衣装から始まり、お化粧に髪の毛のセットに、朝から何時間も掛けて沢山の手を施される。
そして仕上がった私を見て、大満足そうなメイドさん達。
「ありがとう、ございます…?」
「さあ姫様、お時間もあまりありませんので参りましょう。さっそく式典です。」
「あ、はい。」
流石はセザールと言うべきか。
婚姻の儀式は神前婚だそうで和装。純白の着物が重い上に歩きにくい。
…私これ嫌いだな。
「レン王子!姫様をお連れしました!」
「さあ、ご覧ください!」
メイドさん達に押されに押され、されるがまま私はレンの前に立たされる。
レンも和装で黒い着物を着ていた。
レンのは動きやすそうでいいなとまず思った。
「っ…!」
「おはようございます、レン様。」
「…お、はよう…姫。」

