こうして、無事に一日を終え。
結婚式前夜。
私は、一人で屋上にいます。
「…明日かー。」
もう夜も暮れ、次に朝日が登れば式の始まり。
そして私の新たな年の始まり。
るうもまだ戻らない中、私は一人で歳を取りました。
そう思えば誕生日に一人なの初めてかも。と少し笑えてしまう。
今までは騒がしいほど賑やかで、楽しい一年の始まりを迎えていたので。
少し寂しさもある。
この式が終われば、次は戦だ。
そろそろ出陣の日にちを決めねばと焦る。
「…お天気はどーかな。」
と探るものの、やはり寒さに邪魔されて一ヶ月後なんて分かりそうにない。
無理なことは分かったので部屋へ戻ろうとしたが、こんな夜中にまでここへ誘われた人が私以外にもいたようで。
「っ!?」
「あれ、驚くってことは私が見えて来たんじゃないんだね。」
紺碧の青い瞳が、丸くなるほど驚くレン。
「今日は本当に外の風にあたりに来ただけだよ。」
「そうなんだ。私はもう帰るところだからごゆっくりー。」
部屋へ戻ろうとする私の腕を、レンが掴んだ。
「…お誕生日、おめでとう。」
まさか覚えてくれてるなんて思わなくて。
私もとても驚いた。

