「けど今回遊軍で少し借りるし、出来れば少し話しておきたいんだけどー。」
「いい!俺がいいって言ったらいいんだ!」
頑なに会わせてくれそうにないアキト。
「レンは知ってる?」
「…あ、もしかしてトキ?」
「やめろ!その名を出すな!聞こえたらどうすんだ!」
聞こえないでしょ。
軍師さんはトキというらしく。
この婚儀の警護にも参加するそうなので、余裕があればお話できるといいな。
そう一人で考えながら、私はレンとアキトと喋ったり、再び駒を動かしたり。
けどまたすぐに、外が慌ただしくなり婚儀の予行だの戦の詳細などバタバタしだしたところで、この場は解散となった。
二人は手伝うと言ってくれたが、私が断った。
もう今日は充分助けてもらったし、ここからは一人でも大丈夫と判断した。

