アキトは目を輝かせて窓を開けたりして、頑張っているけど。
たぶん無理だろうなー。
けど、そんな姿が微笑ましくて思わず笑ってしまう。
「…姫が元気そうでよかった。」
「元気じゃないと思ってたのー?」
「ルイがいないし。それに忙しそうだから、色々心配だった。」
「そうだねー。るうがいないのは少し落ち着かない…かな。忙しいのもこれが終わればゆっくり本読めると思って乗り越えてる。」
確かに、忙しすぎて目を向けなかったけど。
るうがいないって、変な感じだ。
「…姫。明後日の婚儀の後って、話聞いてる?」
「婚儀の後は…宴っ!」
「その後。」
「その後は…えー…。なんだっけ?」
もう戦のことも考えながらなので、そっちはやっぱ全然頭に入ってませんね。
「離宮に泊まりに行くんだけど…。」
「誰と?」
「姫と。」
「へー。」

