(一)この世界ごと愛したい





なにがなんでも読み取ってやる。


そう意気込み、私は顔を上げる。




「わあっ!?」


「姫。」



顔を上げるとレンのドアップ。




「な、なに?」


「明後日の天気わかる?」


「…レン、あのさ?私それあんまり人に知られるの嫌なんだけど?」


「お前そんなこともできんの!?」



それ見たことかと言わんばかりにアキトが騒ぐ。




「あ、ごめん。」


「…いいけど。」



私はまだ肌寒いが、渋々窓を開ける。


冷たい風が吹き込み思わず身を縮める。けど、なんとか空気を感じて、明後日ならなんとか分かりそう。





「…晴れますねー。」


「そっか。よかった。」




明後日ならなんとか。



けどしまった…。



私寒い時の天気予報苦手だった!!!


肝心な戦の天気に確証が持てない!!!





「すげーな。お前マジで神なの?」


「科学と技術と経験の賜物です。神業じゃありませーん。」


「俺にもできるか!?」


「…頑張れば出来るんじゃない?」