急にやることがなくなった私は、ここぞとばかりに基盤の前に座って駒を触る。
「……。」
クロード将軍のお陰でかなり仕上がった。
私はエリクが手を引いてるのはクロード将軍ではないとほぼ確信していた。
だからこそさっきの話を持ちかけた。
残る憂いは、ヨーク将軍とノイン将軍。
…さて、この二人をどうするか。
「リン。」
「んー。」
「少しは休め?」
「んー。もうちょっと。」
私は完全に戦だけに思考を全振り。
そんな私を、ただただ見守るレンとアキト。
私は何万回目だろう戦のシュミレーションを繰り返して来た。
ようやく、勝利の兆しが見える。
勝率で言うと約五割。
五分五分でも、元はマイナスからのスタートだったから最早及第点。
残りは運と、そして結局私の仕事次第!!!
「あとは…日程を決めて。あー…。」
私は机に突っ伏した。
そうだ。この問題があったのを忘れていた。
けどこればっかりは、それこそ神の思し召し。
「天候が…。」
私の狙いは、曇りのち雨の一択。

