クロード将軍との打合せを終え、部屋へ戻ると通常なら部屋から溢れかえっているだろうはずなのに、人っ子一人いない。
不思議に思いつつ、私は恐る恐る部屋に入る。
「あ、おかえり姫。」
「た…ただいま?」
ケロッとおかえりと言ってくれるレンと、項垂れているアキトだけが視界に入る。
他には誰もいない。
「あれ?お客さんいないね?」
「婚儀のことは俺で分かることは対応しといたよ。戦のことはアキトに任せたんだけど疲れたみたい。」
「え…。」
なにこの二人。
神じゃん!!!
「まじでどこからともなく湧いて来やがって!なんで俺がこんな思いを…!!!」
「アキトも割と頑張ってたけど、判断難しいところは改めて来てもらうようにしてたから大丈夫だと思うよ。」
「リンお前マジで一体いつからこんなこと続けてたんだ!?」
いつから…だっけ???
なんか急にバタバタしだして、色んな人が部屋に現れるようになって。
「お…覚えてない。」
「お前不死身か!?大丈夫か!?」
「今のところは……けど。」
正直、疲れてないとは言えない。
「ありがとう、二人とも。」
今日は感謝することが多い日だ。

