まさに救世主の如く、訪問者たちを片っ端から片付けてくれた二人。
「ルイに今日から姫が一人になるからって頼まれて来たんだけど。これは来てよかったよ。」
「一体いつからこんな状態でやってたんだ!?身体いくつあっても足りねえぞ!?」
ああ、るうはこの場にいなくても私を守ろうとしてくれるのか。
そう思えて。
まだ起きたくないと嘆く頭と身体を根性でようやく目覚めさせる私。
「…おはよう。」
「おはようじゃねえよ!」
「行軍も兵糧もそれで問題ないよ。婚儀の予行は午後に回してくれたんだね。ありがとう。」
じゃあ午後に予定してたクロード将軍との打合せは午前に変えてもらえるか打診してみよう。
ここから私の頭は再びフルスロットルで回転を始める。
私は足早に朝の身支度を済ませ、すぐにクロード将軍へ使いを出す。
そうしている間に、再び次から次へと各所から人が押し寄せる。
「姫!ヨーク将軍より文が届いてます!」
「…はい。直ぐに返しますのでそこでお待ちください。」
「姫様、当日ご挨拶する来賓の名簿お持ちしましたのでご確認を!」
「後ほど目を通します。そこに置いておいてください。」
私はヨーク将軍へ、返事を書きながら次々に溢れてくる来客をさばいていく。
「姫、徴兵令の刊行はいかがされますか!?」
「出陣の日は未定ですが、大凡の時期だけ記載の上直ちに発布してください。日は改めて刊行するように陛下へ話を通します。」
「姫様お花は持たれます?どんなお花がお好みですか?」
「持ちません。」
この軍事関係と婚儀関係が交互にくるのがまた地味に疲れるのよ!
もうまとめてくれ!!!

