(一)この世界ごと愛したい




束の間の休息を経て、私は部屋へ戻る。


というかるうに半ば強制的に連れ戻された気がせんでもない。




「ああ!姫様いったいどちらへ!?」


「すみません…。」


「まだまだやることも決めることも山程ありますので、どうかお早く!!!」


「はい…。」




私はるうのためと自分に言い聞かせ、何とか日々の業務を進めていく。





そんな日々の中。


ある日セザール王に呼び出され、出陣の日の決定とその日に向けて準備を進めるとの話で。



出陣は約一ヶ月後ということだけ決め、私は日付の指定はしなかった。


決め次第報告することとして王との話は終了。




こっちが本業なので、私も着々と軍事部と連携を取ったり作戦を伝えて回ったりと。


本当に目まぐるしい日々だった。





日中は婚儀の準備に各所へ伝達。時間が許せば自分の足で行ったり。


そして相変わらず、夜になれば戦のことを考えたり、るうと一緒にお話したり眠ったり。






そんなバタバタの毎日を乗り越えて、いよいよ婚儀も目前まで迫って参りました!!!