(一)この世界ごと愛したい




後ろでるうとアキトが次は俺がとやる気満々で待機している。



「おいコラ。俺がやってやるよ。」


「ルイここは俺に任せろ!レンの弱点は知ってる!」



いやいや、レンが強いのは充分わかったし。もうこんな辛い思いさせちゃいけないと。


私はそう思い、そんな二人を阻止する。




「だめだよ二人とも!レンは人を傷付けたくないんだから!これ以上は可哀想だよ!!」


「「「……。」」」



私がレンを庇うと、三人とも無言。



…なんで???





首を傾げる私に、るうがすかさず歩み寄る。



「リン分かった。もう部屋に戻ろう。」


「え…うん?」




るうが部屋へ促すので大人しく従う。


レンとアキトはそのまま黙って本部から動かなかった。