「…君の話を踏まえて考察すると、お兄さんは仮死状態に近いものだと思う。」
「仮死?」
「うん。現段階ではそれ以上なんとも言えない。やれるだけ調べてみるよ。」
難しいことを言ってるのは百も承知。
アレンデールの医術師でも、どうしようもない現実が二年も続いたんだ。
そんなに上手くいくとは思ってない。
「ありがとう、レン。」
それでも力を尽くしてくれるというレンに、心からの感謝を伝える。
「君から初めて頼み事されたから、不謹慎だけど少し嬉しいよ。」
「もう二年も経ったから、難しいことなのも理解してる。だから無理はしないでね?」
引き受けてくれるだけでも有り難いから。
「…アキトとルイは決着ついたかな?」
「どうだろー。」
るうが負けるわけないとは思いつつも、気になった私たちはとりあえず部屋から出て見に行くことにした。

