(一)この世界ごと愛したい




これはあくまでも仮定の話。




「実際のところ、私が負けることはありませんけどね。」


「姫様カッコいいです!」


「私もノイン将軍には期待しています。共に必ず城を落とし帰国を果たしましょう。」




確認したところ、他に質問もなさそうだったので。今回はここで解散し細かい作戦は後日ということになった。


アキトを除く三人の将軍が退席した。






「…りーん?」


「アキトうるさかった。」


「頼む!配置変えてくれ!俺は前線がいい!」


「…無理。」



アキトはさらに大声で捏ねる。


けど、残念ながらここは覆せない。変えれるものなら寧ろ変えてあげたい。




「エリクが手を回す可能性がある以上、本陣には誰か置かなきゃいけない。私かるうを配置すると、城攻めに時間が掛かりすぎる。」


「だったら別の将軍置けよ!俺じゃなくていいだろうが!?」









「現状アキトほど信用出来る人がいない。別の人に任せても、私は前だけ向いて戦えない。」