「無駄に心配させたくないから、はっきりするまではレンとアキトには秘密にしてね。」
「ああ。」
寧ろ開戦しても伝えたくはない。
私が気を付けていればいい。
仲間を疑いながら戦なんて、そんな重くて面倒なことはさせたくない。
「あー私もお風呂にしようかな。」
「ゆっくりして来い。」
これからのことを考えると頭が痛いのと同時に。
少しだけ武将としての血が騒ぐのも事実で。不謹慎にも、少しだけ心が躍る。
お風呂の中でも結局、頭の中で戦を動かし続けていて。
私はどこまでいっても軍人だと悟る。
お風呂を済ませて、私の髪をるうがわしゃわしゃと拭いてくれる。
「この戦が終わったら…。」
「ん?」
私は一つ。
心に決めていることをるうに打ち明ける。
「そろそろ仇討ちに本腰入れようか。」
戦が終われば仇討ちへ。
私の頭の中では、いつも誰かの血が流れている。

