(一)この世界ごと愛したい




るうは小さく舌打ちしてる。


レンは何か悩んでる。




「さて、まずはとりあえず会議までに私も出来ることやろうかなー。」


「じゃあ俺薬草見に行くね。」


「うん、気をつけてねー。」



そうしてレンも部屋から出て行き、またまたるうと二人になる。





「……。」


「…んー…。」



唸りながらも、ただ黙々と駒を触る私。


そしてるうはその様子を見ていたり、コーヒーを淹れてくれたり、お風呂に入ったり。



お互いそれぞれ勝手にしています。




「…あ、そういえばるう。」


「あー?」


「たぶんだけど、こっち陣営にエリク側の人がいると思うから。会議の日気を抜かないように。」


「…お前が言うなら絶対いるな。」



だから会議の日はそれを少し探りたい。


そして手の内が漏れないよう、大まかな作戦しか伝えないつもりだ。