そう言ったレンの目に、迷いはなくて。
不意に私の胸が、ドキドキした。
「わ、私はいいの!レンはレンのことだけ考えてたらいいから!」
「うん、元気そうでよかった。」
「私はいつも元気です!!!」
そうやってレンと話してると。
アキトの大声が聞こえる。
「リン!イチャついてねえで代われ!コイツ相手にならねえよ!」
「その割には一太刀も入ってねえよ。」
「俺が加減してやってんだよ!」
そうなるとお互いに手加減し合ってるってことだなーと思い私は苦笑い。
でも私が代わっても五でやるので、るうとそんなに大差ない結果になっちゃうんだけど。
「お前はもうリンに近付くな。」
「そんな嫉妬は犬も食わねえぞ?」
「…二度と手出すなよ。」
「それは約束出来ねえなあ?」
ここでるうがまさかの五の約束を忘れたのか、八くらいまで出してないかってくらいの猛威を振るう。
…頭に血が昇ってるなー。
そんな不意打ちをするものだからアキトも慌てて、剣で受けようとするが。
私がそれをさせません。
「るう。」
「…はいはい、俺が悪かった。」
るうの剣は間に入って私が止めた。
太々しく謝ってるが、止めるなよって顔に書いてますよー?
「今度また軍部で会議したいと思ってるから、そこでなら十でもいいよ。」
「コイツ相手に十もいらねえよ。」
「やっぱ手抜いてたなあ!?」
アキト声デカい!!!
周りには誰もいないし、王宮内からの見学者はこの寒さで窓開けてないから聞こえてはいないだろう。

