「見に行った城、そんなに凄かった?」
「そうだねー。規模も攻めにくさも私の想像を遥かに超えてたよー。」
「…そっか。」
「何とかするから大丈夫だよ?そんな心配そうな顔しないで?」
これでも私も将軍やってたからね!?
「俺が心配してるのは君だよ。」
「へ?」
「また無茶しないかなって。」
「んーそこは約束出来ないけど、私に負けはないよ。」
レンを死なせるわけにはいかないし。
何よりエリクに負けたくないし。
「俺にも何か出来ることある?」
「……。」
私は思わず目が点になる。
レンがそんなこと言うのが正直意外だった。申し訳ない気持ちと、少し嬉しさもある。
「レンは医術師だから、命を守る人を戦に参加させること自体私は正直反対なの。レンに剣は振らせないようにしたいと思ってる。」
「…君は、どこまでも優しいね。」

