(一)この世界ごと愛したい






「るう、今日は終わりにしよっか。」


「ああ。」



私はるうに稽古は止めて、部屋に戻ろうと促す。





「待てリン。」


「うん?」



「まずレンの誤解を解いてくれ!!!」



部屋に戻ろうとする私とるうを、アキトが全力で引き止める。


あーそう言えばその話か。




「自分で蒔いた種だろ。」


「副将は…あー意気地無しだったか。」


「ああ?」


「丁度良い!俺とやるか!」



アキトは突然剣を抜き、るうへ攻撃を仕掛ける。





「るう五だよー。」


「ああ!?」



ここでは五割の力でしかダメだよと釘を刺す。




何とか五を意識して、アキトの相手をするるうだけど。


なんせ将軍だから、無意識に六は出てそうに見えるが大目に見るか。






「姫。」


「レン?どうしたの?」



るうとアキトの稽古を眺めながら、私はレンとお話することになりました。