(一)この世界ごと愛したい




「るう、今日は終わりにしよっか。」


「…ああ。」



私はるうに稽古はやめて、部屋に戻ろうと促す。





「待てリン。」


「ん?」



「まずはレンの誤解を解いてくれ!!!」



部屋に戻ろうとする私とるうを、アキトが全力で引き止める。


あーそういえばその話か…。




「自分で蒔いた種だろ。」


「副将殿は…そうか。意気地なしだっけか。」


「ああ?」


「丁度いい!俺とやるか!!!」



アキトは突然剣を抜き、るうへ攻撃を仕掛ける。




「…るう五だよー?」


「え。」



ここでは五割の力でしかだめだよと釘を刺す。




なんとか五を意識して、アキトの相手をするるうだけど。


なんせ将軍だから、無意識に六は出てそうに見えるが。大目に見るか。






「姫?」


「レン?どうしたの?」



るうとアキトの稽古を眺めながら、私はレンとお話することになりました。