(一)この世界ごと愛したい




私はもうこれ以上言えないと思い一人悶える。



するとるうの手が、するっと服の中に入ってきた!?!?





「るっ…!?」


「どこ?」


「す、ストップストップ!!!」



腰回りに直接触れる、るうの手。






「そのへんです!!!」


「…他には?」


「ないです!!!」



私の顔はもう大噴火。


この国の意地悪が伝染したのかと悲しくなり、座り込んだ私はるうを見上げる。






「……。(ずっと見てられるわー。)」


「るう…?」


「ん?(クソ可愛い。)」


「…今日は自分の部屋で寝てね。」




伝染してしまった以上、自分の身を守らねば。