(一)この世界ごと愛したい




それから私は、翌日ほとんど寝て過ごしたようで。


眠い眠いと重い目を開けて時間を見ると、既にお昼過ぎになっていて。



きっとるうが疲れた私を気にして、寝かせたままにしてくれたんだろうけど。それにしたって寝過ぎたー。





「…起きたか?」


「んー…。」


「コーヒー淹れた。飲むか?」


「…うん。」



るうはもう私の隣にはいなくて。


何時に起きたのかは知らないけど、それはもうテキパキと動き準備万端だ。





「…あー。よく寝たー。」


「今日だけだぞ。」


「うん。おはよう、るう。」




いつもの日常が帰って参りました!


そして私は今日は特に予定はありません!!!




昨日の戦略の続きを考えるか、はたまたるうと稽古するか。それかいっそ兵を集めて練兵するか。



本当はここでゴロゴロ本を読みたいです。