(一)この世界ごと愛したい





るうがようやく身体を離すと。


何故か私の顔をじっと見つめる。




「な、何?」


「…楽しかったっぽいな。」


「え?」


「顔みりゃ分かる。」



私そんなに顔に出てる!?


るうはこんなに不安な思いしてたのになんかごめん!?




「…ちゃんと下見して来ました。」


「分かってる。」



怒ってはなさそうなるうに安堵する。





「せっかくお前が外に出られたのに、神妙な顔で帰って来てたらアイツのこと殴ってた。」


「…楽しかったよ。」


「ああ、だから良かった。」



本当は一緒に行きたかったけど。


レンのこともあったし。



一人で頑張ってくれて、るうには頭が上がりません。





そうして私はシャワーを浴びてから、るうに軽く食べれる物をもらって、それを摘みながらこの視察で分かったことを纏める。