「顔真っ赤。」
「いいから離れてよ!」
「どっから動かせばいいんだ?」
「そんなの知らないよー!!!」
やっぱり私の味方はるうだけだ。
それだけは良く分かった。
もう早くるうに会いたいです!!!
「お前細すぎじゃね?」
「ほっといて!もう早く帰ろう!」
「…まじで副将すげえわ。」
アキトはようやく私を解放した。
本当にあんまりのんびりしてたらるうが心配する。
アキトの首もかかってるし。
帰りは猛スピードで駆け抜けましょう!
すぐに着替えて、宿の人たちにお礼を伝える。
「それにしてもアキトさん!昨日も思ったが、えらく別嬪な彼女だなあ!」
「まあなー。」
…誰が彼女だ。
「アキトさんもこんな別嬪なら、そりゃ一人の彼女に絞るよなあ!」
「いや、俺は別に…!」
ほうほう。
アキトの彼女はどうやら沢山いるらしい。
私はその内の一人と換算されてるわけね。

