(一)この世界ごと愛したい






「顔真っ赤。」


「いっ〜…いいから離れてよ!?」


「どっから動かすか。」


「そんなの知らないよー!!!」



やっぱり私の味方はるうだけだ。


それだけは良く分かった。



もう早くるうに会いたいです!!!




「お前細すぎじゃね?」


「ほっといて!もう早く帰ろう!」


「…マジで副将凄えわ。」



アキトはようやく私を解放した。



本当にあんまりのんびりしてたらるうが心配する。


アキトの首も懸かってるし。




帰りは猛スピードで駆け抜けましょう!!!





すぐに着替えて、宿の人達にお礼を伝える。





「それにしてもアキトさん!昨日も思ったが、えらく別嬪な彼女だなあ!」


「まあな。」



…誰が彼女だ。




「こんな別嬪なら、アキトさんもそりゃ一人の彼女に絞るよなあ!」


「……。」



ほうほう。


アキトの彼女はどうやら沢山いるらしい。



私はその内の一人と換算されてるわけね。