と言うか、それでレンが私に惚れてると解釈するのもいかがなものかと思う。
お母さんと同じ形で嫁いできて可哀想とか、同情はあるかもだけど。
「同情で優しくするのは違うよ。」
「はいはいそーですねー。」
「それに心配しなくても、レンが私を大事に思ってくれてるのは分かってるよ。」
本人に言われたし。
それに、私は初めて書庫で会った時。
私を本の雪崩から守ってくれた時点で、優しくて良い人だって知ってる。
「だから死なせないように戦うんでしょ?」
「そりゃそうだ!あいつはやっぱいい嫁もらったなあ!」
「まだお嫁さんらしいことはしてないけどね。」
「あーそうか。婚儀は来月か。」
ん???
婚儀???来月???
『良い日はあるか?』
『…じゃあ、三月の十一日は、いかがでしょうか?』
あー…。ちょっと思い出したかも。
「そんなことしてる場合じゃないし!きっと延期にしてくれる!よね!?」
「国賓も他国の王たちもわんさか来る。ちなみに俺もその日は儀式の警護依頼きてるし。延期は無理だろ。」

