また再び海を見たいと言う私に付き合ってくれて。
今度は私も学習して、海には入らずちゃんと座って海を眺める。
「もう海が真っ黒だねー。」
「夜だからな。」
「レンの瞳は夜でも青いのにねー。」
「レンは海じゃねえからな。」
流石に二人とも遊び疲れています。
会話にも力がありません。
「楽しかったなー…。」
「ああ。」
戦のことなんて忘れて楽しんでしまったことに、私は少し反省してる。
だけど大丈夫。
明日には元通り。
明日からまた戦神として、戦に備えて頑張ります!
「アキトー?」
「あー?」
「今日はありがとう。」
非日常を味わえて本当に楽しかったし、少し気持ちが楽になった気がする。
「リンとはこんな時じゃねえと遊ぶことも出来ねえし。遊ぶどころか外に出るのでさえあんなに苦労すんだし。」
「全くその通りなんです。」
「だから今くらいただのリンでいいんじゃねえの。」
ただのリンとしての生活。
戦とは無縁で。
普通に平和に笑って生きる。
「それも素敵だし心惹かれるけど。」
「お前はそんな器じゃねえか。」
「…そうだね。それでも私は、やっぱり国を守るために戦い続けたいと思うよ。」
傷だらけになっても。
血を流しても。
それでも、アレンデールを守りたいと思うよ。
それがアレンデール史上最強と謳われた父と兄に対するせめてもの報いだ。
ハルはまだ生きてるけど。
「だからたまーにこうして、ただのリンとまた遊んでねっ!」
「…ああ、約束する。」

