アキトの背中から降り、ぴょんぴょんと跳ね問題ないことを確認して。
私はすぐさま部屋のドアに手を掛ける。
「まさかまだ食い足りねえのか!?」
「いやいや、お腹いっぱいだけど。でもアキト一人でゆっくりしたいのかなーと。」
「はあ?」
「だってお店の人困るくらい頼んでたからー。それじゃあ私はもう一回海でも見てくるのでごゆっくりー。」
海は冷たかったけど、浸からなければ大丈夫。
見てるだけなら負傷しない!!!
「あーもう嫌だ。」
「え、大丈夫?」
突然項垂れるように倒れ込んだアキト。
「リン。」
「ん?」
「今日は剣握ったまま寝ろ。」
「は?」
アキトはそう言うと、ごろんと仰向けになる。
「俺が変だと思ったら容赦なく斬ってくれ。」
「じゃあ今斬るの?」

